この記事を書くには、
あまりにも語彙力が不足しているハチカグクラフトマンの稲熊です。
これはとんでもなく挑戦的なプロダクトで、とても勉強にもなったプロジェクトでした。
(このプロジェクトの背景は、カタログの【HWシリーズ】をご覧いただけると幸いです。)
なんと、丸太を連結させたようなパソコンチェアです。
実は、”ような”ではなく、ほんとに連結させているんですけどね…。
まずはこの丸太。
ひとつひとつにクッションが巻いてあり、その上からHACHI KAGUオリジナルのレザーを巻いてあります。
丸太の年輪部分とレザーの艶がマッチして、高級感を演出しています。
丸太の裏側は、レザーで隠してしまうのではなく、少しだけ木部が見えるように。
(”ここの木部が見える”という箇所が、一番苦労したところなんです…。)
ひとつひとつ革紐を通すことで、クラフト感を出しています。
もちろん、HACHI KAGUの「革と木と鉄と。」がテーマなので、
丸太が連なっていてぼったくなりがちなフォルムも、シンプルなアイアンを取り入れることで、
スタイリッシュなデザインへと昇華しています。
HACHI KAGUのクラフト力が試された一品でした。
現在は、豊田市にあります、「一般社団法人 WOODEALER豊田」というところに展示されています。
この作品に関しては、また別の機会に記事が書ければと思っています。
とにかく大変でした…ね。
デザイン段階では、「こんなものできない。」と一蹴されたりもしました。
ですが、いろいろな経験が完成へと導けたと思います。
やっぱり、楽しかったですね。
材料 | [木部]豊田市産ヒノキ材(オイルクリア塗装) [アイアン]艶なしクリア塗装 [張地]HACHI KAGUレザー |
価格 | ASK… |
寸法 | W:610mm×D:約642mm×H:約1065mm(SH:約420mm) |